労災保険と傷病手当金

派遣社員として長く働いていると、不慮の交通事故や思いもしない病気で、しばらく仕事ができなくなってしまうこともあります。

正社員とは異なり、派遣社員として働く方の多くが時給制で働いています。

家計を支えている場合や、一人暮らしをされている方など、子どもの塾代や家賃の支払いをどうしよう…と心配になりますよね。

やむを得ない事情から働けなくなった派遣労働者に対して、最低限の収入を保障してもらえる労災保険や傷病手当金があることをご存知でしょうか。

労災保険や傷病手当金が適用される条件

体調不良

労災保険や傷病手当金は、適用される条件や申請先もそれぞれ異なります。

業務上にケガや病気をしてしまい、働くことができなくなった場合は労災保険、業務とは直接関係のないところでケガや病気になってしまった場合は傷病手当金を申請することになります。

それぞれの違いについて、ご説明していきます。

注意!

万が一のことはいつ起こるかわかりません。派遣会社へ登録に行ったときに、詳しく話を聞いておきましょう。

「業務上の事由」によりケガや病気にかかった場合

ムチウチになった女性

就業中や通勤途上の不慮の出来事により仕事ができなくなった場合には「労災保険」が適用され、保険給付が受けられます。

派遣社員の労災保険は、雇用関係にある派遣会社で加入していますので、申請は派遣会社に行います。

給付要件

  • 業務災害や通勤災害により療養していること
  • 療養のため労働することができないこと
  • 労働できず賃金を受けないこと

支給の対象期間

休業の初日から3日間の待期期間を経て4日目からの支給となります。

支給額

給付基礎日額の60%×休業日数

ポイント!

給付基礎日額の金額は人によって変わります。どのように計算すべきかは派遣会社の担当者に確認してみてください。

「業務外の事由」によりでケガや病気にかかった場合

転倒によるケガ

業務とは関係なく病気にかかった場合や、休日に交通事故やケガをしてしまい仕事ができなくなった場合には「健康保険」の「傷病手当金」が支給されます。

多くの派遣会社が加入している人材派遣健康保険組合(はけんけんぽ)へ申請を行うことになります。

コチラ

所属の派遣会社がはけんけんぽに属さない場合には、担当者に連絡してどこへ申請すべきか確認してみましょう。

給付要件

  • 病気・けがのため仕事につけなかったとき
  • 医師の労務不能証明があるとき
  • 給料などをもらえないとき
  • 連続4日以上休んだとき

支給の対象期間

休業の初日から3日間の待期期間を経て4日目からの支給となります。

支給額

標準報酬月額平均額÷30×2/3相当額×休業日数

ヤレヤレ

標準報酬月額平均額についても、金額は人それぞれのため、正確な金額は派遣会社の担当者に確認が必要です。

社会保険へ加入していることが必須

社会保険への加入が必須

以上のように、万が一のことが起こった場合、時給で働く派遣社員も最低限の保障を受けることができます。

ただし、あらかじめ労災保険や「はけんけんぽ」に加入しておくことが必須条件です。

健康保険への加入は手取りの給与が減ってしまうため、加入を渋る人も少なくありません。

ですが、派遣社員として長く働くことを考えるなら、もしものときのために加入しておくことをおすすめします。

うーん

保障を受けられるといっても、働いていたときより収入は減ります。貯金がほとんどない状態だとツラいかもしれません…

休職を理由に解雇されることはありません

休職を理由に解雇はされない

病気やケガなどでしばらく休職することになったとしても、休職を理由に契約期間を短縮して解雇されることは原則ありません。

しっかりと療養に専念して、なるべく早く仕事復帰できるようにしましょう。

1〜2日で職場復帰できるようなケガで、半年以上勤務を継続しているなら、有給休暇を使うという選択肢もありますよ。

ちなみに、このような保険給付には所得税などの税金と雇用保険料はかかりません。

ですが、本来月々の給与から天引きされる社会保険料は免除されませんので、休職前と同じ負担があることは覚えておきましょう。

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