派遣社員として働こうと思ったとき、健康保険がどうなるのか気になる方は多いですね。

まともな会社で正社員として働いていれば、入社してまもなく保険証を渡されますが、派遣社員として働く場合はどうなるのでしょうか。

結論としては、いくつか条件はあるものの派遣社員も健康保険に加入できます。

中でも派遣社員のための健康保険「はけんけんぽ」に加入している派遣会社は多いです。

今回ははけんけんぽがどういった健康保険なのか、加入条件や特徴について詳しく解説します。

はけんけんぽは派遣社員のための健康保険

はけんけんぽは、派遣社員のために設立された健康保険組合です。

派遣社員の生活の安定と福祉の増進に努めるため、平成14年5月1日にはけんけんぽが設立されました。はけんけんぽは終身雇用を前提とした一般の健康保険組合とは異なり、派遣社員のための健康保険組合です。

はけんけんぽとは – 人材派遣健康保険組合

平成14年に設立されて以来、今では多くの派遣会社が加入しています。

ただし、すべての派遣会社がはけんけんぽに加入している訳ではありません。

たとえば、大手派遣会社のリクルートスタッフィングは独自の健康保険組合を持っているため、はけんけんぽとは別の健康保険に加入することになります。

派遣会社の登録会へ参加した際に健康保険についての説明がありますので、どこの健康保険に加入するのかきちんと確認しておきましょう。

コチラ

リクルートグループの健康保険組合は、一般的な健康保険より保険料負担が少ないそうですよ。

はけんけんぽの保険料は収入によって変動

子ども2人と絵本を読んでいる母親

正社員が加入している健康保険や、国民健康保険と同じように、はけんけんぽも収入によって保険料負担が変動します。

手取りの収入が減るのは嫌だ…と健康保険への加入を渋る人もいますが、国民健康保険より負担額が小さくなることもあります。

特にお子さんがいる場合、国民健康保険は被保険者の人数によって保険料が増える仕組みです。

はけんけんぽなら子どもを被扶養者扱いにできるため、極論、子どもが何人いても保険料は定額です。

健康保険では、被保険者に扶養されている家族にも保険給付を行います。この家族のことを「被扶養者」といいます。

被扶養者として認定されるためには、「家族の範囲」と「収入」について一定の条件を満たしている必要があります。

家族の健康保険加入について – はけんけんぽ

国民健康保険とはけんけんぽの保険料、月々の負担を比較してみることをおすすめします。

はけんけんぽの保険料率

はけんけんぽの保険料率は以下の表の通りです。

40歳以上になると、介護保険料を納めることが義務付けられます。

一般保険料率介護保険料率
被保険者負担率4.80%1.04%
事業主負担率4.80%1.04%
合計9.60%(調整保険料率を含む)2.08%(40歳以上、65歳未満の被保険者は負担)

この表を見ても、パッと計算できる方は少ないと思います。

具体的な保険料については、以下の資料にまとめられていますので確認してみてください。

加入条件は雇用契約期間が2ヶ月以上あること

会議が白熱している昼下がり

はけんけんぽの加入条件は、雇用契約期間が2ヵ月を超える場合であること。

長期的に契約更新が見込まれる場合であっても、初めて結ぶ雇用契約の期間が2ヵ月以内であれば加入することはできません。

その場合、契約が更新された次の日から被保険者になることができます。

同じ派遣元なら契約終了後も被保険者でいられる

今の仕事が契約終了となり、次の派遣先が決まっている場合には、そのまま同じ健康保険証を使い続けられます。

派遣先が変わるたびに加入手続きをする必要はないので便利ですね。

ただし、引き続き被保険者となるためにはいくつか条件があります。

  1. 同じ派遣会社で、登録型の派遣社員として働くこと
  2. 契約終了時に、次の仕事(1ヵ月以上の契約)が確実に見込まれていること
  3. 次の仕事が1ヵ月以内に開始されること

被保険者の資格が継続する場合 – はけんけんぽ

「確実に見込まれる」と書かれているのは、契約終了時点で次の契約が締結されているか、契約することが決まっている状態であること、とされています。

契約終了時期に合わせて、早めに次の仕事を見つけておきたいですね。

ちなみに、待機期間中で収入がないときも、保険料は通常通り納める必要があります。

また、継続して被保険者でいるためには、同じ派遣会社からの紹介で仕事を続ける必要があります。

派遣会社を切り替える場合、再度加入の手続きをすることになるのです。

うーん

契約終了のたびに派遣会社を切り替えようとすると、社会保険加入の手続きがちょっと面倒ですよね…

契約終了後に健康保険の任意継続も可能

はけんけんぽの加入期間が2ヵ月以上であれば、派遣会社との雇用契約が終了した場合でも、そのまま被保険者として継続加入ができます。

これは健康保険の任意継続という制度です。

この場合、保険料は派遣会社との折半がなくなり全額自己負担になりますが、はけんけんぽの被保険者として様々な給付や健康サポートを引き続き受けることができます。

また、任意継続の保険料には上限額というのが設定されており、国民健康保険料より安くなる場合もあるのです。

たとえば、派遣社員としてそこそこのお給料を稼いでいて、お子さんもいるご家庭の場合、国民健康保険よりも任意継続したほうが月々の保険料が安くなる可能性があります。

細かい計算をしてみる必要があるため、気になる方ははけんけんぽの公式サイトで確認をしてみてください。

出産手当金などの保険給付を受けられる

さまざまな保険給付

万が一の時に「傷病手当金」「出産育児一時金」「出産手当金」「高額療養費」など、手厚い保険給付を受けることもできます。

また、派遣の仕事を辞めた後でも、被保険者期間が継続して1年以上あった場合には、引き続きこのような給付が受けられる場合もあります。

派遣社員として働く人たちにとって、とても優しい制度なのです。

ヤッター

出産育児一時金は子ども一人につき42万円が支給される制度です。出産の予定がある方は、早めに細かい条件を確認しておきましょうね。

健康診断の費用補助などのサポートも利用可能

はけんけんぽに加入していれば、保養施設の利用や健康診断の費用補助、常備薬の有償あっせんなどの健康サポートも受けられます。

派遣会社によっては独自の福利厚生サービスとして、提携先の保養施設を割引価格で利用できるところもあります。

はけんけんぽのサポートを利用したほうがお得か、派遣会社の福利厚生を利用したほうがお得かは、その都度比較して考えてみましょう。

注意!

はけんけんぽに限らず、派遣会社の福利厚生サービスなど、利用できるものは利用しないと損ですよ。

派遣社員として働くなら健康保険へ加入を

健康保険へ加入を

はけんけんぽの特徴についてご理解いただけたでしょうか。

大手の派遣会社であれば、健康保険をはじめとした社会保険への加入は制度がきちんと整っているので安心です。

中小の派遣会社に登録するときは、はけんけんぽに加入できるかどうかを、派遣会社を選ぶ条件の一つとして考えてみてもいいですね。

社会保険への加入は手取りの給与が少し減ってしまうことになります。

ですが、派遣社員として長く働く予定であれば、もしものときのためにもきちんと健康保険に加入しておくことをおすすめします。

安心して働ける環境で仕事をしたいですね。

あなたの仕事探しがうまくいくことを願っています。

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